こんにちは、車なしで旅を楽しむ、まなてぃです。
愛媛旅2日目は、松山から少し足を伸ばして「伊予の小京都」と呼ばれる大洲(おおず)を訪れました。
1日目の海沿い散策とはガラリと雰囲気を変え、山と川に囲まれた城下町へ。
そこには、職人の凄まじいこだわりが詰まった建築美と、どこか懐かしい昭和の風景が広がっていました。歩くたびに新しい発見がある、大洲の魅力あふれる「のんびり旅」をレポートします。

(行った日:2026年5月)
▼1日目の道後温泉・三津浜観光プランはこちら

古民家をリノベーションした隠れ家カフェでランチ
道後温泉エリアから大洲への移動、今回は「道後出張所」から出発する特急バスを選びました。これが「車なし旅」には非常に正解でした。
乗り換えなしで約1時間半で到着するので、乗りっぱなしでよく、大変楽でした。
また、電車を利用するよりも運賃が安く抑えられるうえ、観光エリア目の前にバス停「大洲本町」があるので、アクセスも良かったです。
バスを降りてすぐ、古い町並みが残るエリアへ。
まずは腹ごしらえに、古民家を活用したカフェを訪れました。木の温もりが残る空間です。
歴史ある建物の中でいただくランチは、移動後の体と心を穏やかに整えてくれました。


銀行時代の記憶を刻む📍おおず赤煉瓦館
明治時代に銀行として建てられた洋風建築です。ここでは、建物に刻まれた「歴史の痕跡」を探すのが醍醐味です。

レンガの刻印: 壁のレンガをよく見ると「社印」や「責任印」が刻印されているものがあります。職人の責任感や当時の誇りが、100年以上経った今も静かに息づいています。

銀行の名残: 窓に取り付けられた驚くほど頑丈な格子は、かつてここが銀行であったことを物語っています。堅牢な造りの中に美しさが同居する、不思議な空間でした。


昭和の生活感が息づく📍思ひ出倉庫
赤煉瓦館のすぐ隣にあるこの場所は、昭和の空気をそのまま閉じ込めたような博物館です。


レトロなデザインの車や、昔懐かしいコーラの瓶など、当時の日常品が所狭しと並んでいます。どこを切り取っても絵になり、遠い記憶を旅しているような不思議な高揚感がありました。

石畳と水路が美しい📍おはなはん通り
NHK朝の連続テレビ小説の舞台にもなった通りです。 通り沿いを流れる清らかな水路と、美しい石畳が続く風景は、まさに小京都。三津浜の港町レトロとはまた違う、城下町特有の凛とした空気感が漂っています。

究極の建築美に息を呑む📍臥龍山荘
今回の大洲旅で、最も深い感銘を受けた場所です。
貿易商河内虎次郎が築いたとされる臥龍山荘。
職人の執念とも思えるこだわりが、家中どこにでも散りばめられていました。
所説ありますが、京都の場合は建物のルールが厳しかった一方で、臥龍山荘は決まりごとがなく、職人が自由に造れたことから、数多くの職人技が見られる建物ともいわれています。

臥龍院の霧月の間: 私が一番惹かれたお部屋です。棚で「霧」を、丸窓で「月」を表現しているのですが、この窓が実に見事。見る角度によって満月になったり三日月になったりと表情を変えるのです。

不老庵: 京都の清水寺と同じ「懸り造り」で、崖の上にせり出すように建てられています。ここから眺める肱川(ひじかわ)の流れはまさに絶景です。



職人さんたちが一箇所一箇所、どのような思いを込めてこの空間を創り上げたのか。その静かな熱量に触れ、深く感動しました。

この後ご紹介する「臥龍山荘」「盤泉荘」「大洲神社」の三か所をめぐるのであれば、3施設の共通券¥1,100の購入がお得です!
街を一望する高台へ📍大洲神社
臥龍山荘をあとにし、少し坂を登って「大洲神社」を訪れました。 ここは街を見守るように高台に位置しており、境内からは大洲の城下町を一望できます。
清々しい風を感じながら眺める景色は、歩いてきた疲れをすっと忘れさせてくれるものでした。


個性豊かな意匠が光る📍盤泉荘
続いて、大洲神社のすぐ近くにある「盤泉荘(ばんせんそう)」へ。
フィリピンで成功を収めた貿易商が建てた別荘で、日本の伝統的な美意識と海外の感性が混ざり合ったような、独特の個性を放つ名建築です。
ここからの眺望も素晴らしく、静かに過ごせる空間でした。


街の誇り、木造復元の名城📍大洲城
最後は、大洲のシンボルである「大洲城」を訪れました。 このお城の最大の特徴は、戦後に日本で初めて「木造」で忠実に復元された四層四階の天守であることです。
多くの資料を基に、江戸時代の工法そのままに組み上げられた姿は、圧倒的な存在感があります。

復元にあたっては、古い写真や当時の木組み模型をもとに、地元の皆さんの熱い情熱と多額の寄付によって実現したのだそうです。堂々とそびえ立つその姿は、大洲の歴史の深さと、街を愛する人々の誇りの象徴のよう。お城を眺めながら、大洲の1日を締めくくりました。
ここからまたバスで道後温泉に戻ります。
2日目の観光プランまとめ(車なしルート)
バスと徒歩だけで、非常に充実した散策ができました。
🚶♀️2日目のモデルコース
11:00 道後温泉近くのホテルを出発
↓徒歩5分
11:30 バス停「道後温泉出張所」を出発
↓高速バス 1時間15分
12:45 バス停「大洲本町」到着
↓徒歩5分
13:00 大洲の街並みを散策start!古民家カフェでランチ&カフェタイム
📍大洲赤煉瓦館、📍思ひ出倉庫、📍臥龍山荘、📍大洲神社 を見学
↓徒歩10分
15:00 📍盤泉荘 を見学
↓徒歩15分
16:00 📍大洲城 を見学
↓徒歩15分
17:00 バス停「大洲本町」を出発
↓高速バス 1時間15分
18:15 バス停「道後温泉出張所」に到着
↓徒歩10分
18:30 道後温泉でDinner
↓徒歩5分
ホテルへ
まなてぃのアドバイス
多くの大洲にある施設やお店は16:30頃には閉まるため、早めに現地に到着し、観光するのがおすすめです!
古民家のカフェでゆっくりするのであれば、5時間程度、観光時間を見ておくと安心です。
2日目のまとめ
行くのを諦めなくて本当に良かったと思えるほど、大洲は歩くほどに発見がある豊かな街でした。
特に建築好き、手仕事好きの方には、ぜひ一度訪れてほしい場所です。
心もお腹も満たされて、道後で最後の夜をゆっくり過ごします。 明日は朝イチの便で東京へ。
みかんだけじゃない魅力がたっぷりの愛媛。本当に癒される素敵な場所でした。
▼1日目の道後温泉・三津浜観光プランはこちら

