もはや登山?!~天童温泉と立石寺の旅~

東北

今回もレンタカー無しで訪れた山形の旅です。
一番の目的は天童温泉でのんびり!のはずが、二日目に想像以上のもはや登山?をすることになりました…笑
山形も車ないとちょっと…と思いがちですが、車無しでも十分に観光できましたので、
書いていきたいと思います。

1日目

この日はかなり早起きをしまして、8:10に山形空港に到着しました。
まずは山形駅を目指します。
山形空港から山形駅へは空港シャトルバスがあり、35分ほどで到着です。
本日最初の観光地「文翔館」へと向かいます。
山形駅→文翔館は徒歩25分ほどです。

文翔館 (るろうに剣心の撮影地)

山形駅からてくてく歩いていくと、見えてきました「文翔館(外部サイト)」!
白い壁の立派な建物です。旧県庁舎であり、かつ県会議事堂です。
文翔館はいろいろな映画のロケ地としても使用されたそうです。
入場料はなんと無料

中庭は石畳になっており、「るろうに剣心」の撮影地なんだとか。



ご覧ください、このながーい廊下!
写真映え間違いなしです。

文翔館には学ぶものもあり、歴史を感じることができる建物でした。
写真スポットもたくさんありで、気が付いたら2時間ほど滞在しました。
実は文翔館は山形市北大火により焼失したのち、大正5年に再建されています。
館内には復興までの道のりも映像で学べますので、お時間ある方はぜひこちらも見ていただきたいです。

水の町屋「七日町御殿堰」

山形駅に戻る途中、ふらっと「水の町屋」に立ち寄りました。
「御殿堰」を石積みの水路に再生した商業施設で、多くのお店が並んでいます。
昔ながらの雰囲気を感じる空間でした。

ヤマガタ0035 アル・ケッチャーノコンチェルトにてLunch

あっという間にお昼の時間となりました。
Lunchのお店に選んだのは「ヤマガタ0035 アル・ケッチャーノコンチェルト」。
山形駅から徒歩3分の、山形の食材を使ったイタリアンです。
店内は水色の壁に、絵が飾られていたり、お花が置かれていたりと、
とてもおしゃれな雰囲気が漂っています。
平日に訪れましたが、満席でしたので予約することをお勧めします。

メインにいただいたのは、こちらの焼きナスのパスタ。
もちろんこのナスも山形産です。
トマトが良く絡んだパスタとの相性が抜群でおいしかったです。

霞城公園

腹ごしらえしたところで、お次に訪れたのは「霞城公園」。
山形駅から徒歩8分ほどです。
霞城公園は山形城跡ですが、お城自体は残っていません。

こちらは「本丸一文字門」です。
石垣が立派です。
石垣の最下部から高さ6mあたりまでは、
発掘調査の際に発見された残存の石垣を積んで復原したそうです。
石の一つ一つの形を見ても面白いです。

ほほえみの宿 滝の湯

この日は朝が早かったため、早くに宿にチェックインしてのんびり過ごしました。
お宿は「ほほえみの宿 滝の湯(外部サイト)」。
天童市にある温泉宿です。
山形駅から天童駅まではJRで20分、天童駅から宿まではホテルの送迎バスで約5分ほどです。

到着して目に入るのは、鯉が泳ぐ広い庭園です。
癒されます。

館内には温泉地ならではのお楽しみもあります。

まずはこちら、何をしているかといいますと、
生卵をいただき、自分で温泉たまごを作っています!
お湯はもちろん天童温泉。
じーっと見つめること10分。とろっとろの温泉たまごの出来上がりです!

そして温泉といえば卓球!!
湯上りに卓球をして汗をかき、また温泉に入り、ビールをくいっと飲むという、
夢のようなことをしてしまいました(笑)

夜ご飯は山形牛のスキヤキに舌鼓。(あまりのおいしさに写真撮り忘れました…)
設備もお食事も大満足のお宿でした!

2日目

二日目は「山寺 立石寺」を目指します。
立石寺の最寄り駅は山寺駅です。
天童駅から山寺駅は電車で50分ほどで、羽前千歳駅で仙山線に乗り換えます。
仙山線が1時間に1-2本くらいしかなく、乗り過ごすと次は1時間後なんてこともあります…。
事前によく時間を調べていくことをお勧めします。

山寺 立石寺

最寄りの山寺駅に着いて、山を見上げてまず衝撃を受けました。
駅のホームから、これから向かうお寺が見えるのですが…なんとこちらです。

や、や、山の上…。
でもここまで来たからには引き返すわけにいきません。意を決して向かいます。
立石寺は全行程石段で、その段数、なんと1015段!!!!!!
一段一段ずつ登っていきます。

登っていくとこんなに細い石段もあります。
訪れたのは9月だったのですが、雪がないこの季節でも
息を上げながら登っていきました。

しばらくすると仁王門が見えてきます。
邪心を持つ者は登らぬよう、仁王尊像がにらみつけています。

ここまで登ること、約45分。ついに写真でよく見る開山堂と納経堂が見えてきました。

岩の上に見える赤い小さなお堂が、山内で最も古い建物で、
写経を納める納経堂です。

右手の階段をさらに登ると、五大堂があります。断崖に張り出すようにお堂があり、山々を見渡せる展望大となっています。
五大堂から見られた景色がこちらです。

青々とした木々に、絵にかいたような青いそら。遠くに見える山々。
心から「ここまで登ってよかったーっ!!」と思いました。

ここで満足してしまう方もいらっしゃるようなのですが、石段はさらに続きます。
最終地点は「奥之院」です。ついにゴール!!!!
御朱印もいただけますが、書置きはいただけないため、
集めていらっしゃる方は御朱印帳を忘れずにお持ちください

ここまで要した時間は1時間15分。達成感であふれていました。
時刻はちょうどお昼時。下山してお昼に向かいます。

お休処 対面石

山寺の近くにはいろんなお店が並んでいて、どこに入るか悩みます。
今回お邪魔したのは「お休処 対面石」。
川の右手に大きな石があるのおわかりでしょうか?
こちらが「対面石」と言われている石で、
お隣にあるお店が「お休処 対面石」です。

山登りをしてすっかりおなかが空きました。
Lunchに選んだのは山菜天ざるです。初めて見るような珍しい山菜もありました。

デザートには生麩ずんだ餅も注文しました。
食感はもち~っとしていますが、伸びる感じではなく、
歯切れがよかったです。
枝豆をたっぷり使った餡と、もちもちとした生麩のお餅が最高においしかったです。

帰路へ

1日目は温泉でのんびりし、2日目は山に登るというなかなかハードな2日間となりました。
車が運転できないから…と山形への旅行を諦めている方いましたら、
ぜひご参考にしていただき1015段の石段にチャレンジしていただければと思います!

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